寿命が伸びたことにより、循環器（心臓）の病気はワンちゃん、ねこちゃんにも多く見られるようになってきました。循環器の病気は症状が現れない期間が長い傾向があるため、日頃元気に過ごしているワンちゃん、ねこちゃんであっても徐々に循環器疾患が進行していることがあります。そのため早期発見と早期治療が非常に重要となります。お気軽にご相談ください。

よくある循環器疾患

◆犬
【後天性疾患】
僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症、肺高血圧症、フィラリア症、大動脈弁閉鎖不全症、拡張型心筋症など
【先天性心疾患】
動脈管開存症、肺動脈狭窄症、大動脈狭窄症、心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、ファロー四徴症、房室中隔欠損症など

◆猫
心筋症（肥大型、拡張型、拘束型など）、高血圧、動脈管開存症、肺動脈狭窄症、大動脈狭窄症、心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、ファロー四徴症、房室中隔欠損症など

循環器疾患でよく見られる症状

以下のような症状が見られる場合は検査の受診をお勧めします。
・咳をする
・呼吸が速い
・疲れやすくなった
・散歩に行く距離が減った
・ふらつきや失神が認められる
・お腹が張っている（腹水がたまっている）